カテゴリー別アーカイブ: 日記

MONO+よもやま話~part12~

皆さんこんにちは!

MONO+の更新担当の中西です。

 

ペット共生・趣味部屋・在宅ワーク

 

今は「家を直す」だけでなく、人生を快適にするために家を変える時代。リフォームは、暮らしの悩みを解決するサービスとして、もっと伸びます。


在宅ワーク対応:防音・背景・集中の三点セット‍️

テレワークの定着で増えたのが、ワークスペースの相談。

  • 仕事部屋がない → 仕切り・造作デスク・可動間仕切り

  • 音が気になる → 防音ドア/吸音材/床の遮音

  • 背景が整わない → 壁面収納/間接照明/配線整理

“ちょっとした整え”で満足度が跳ね上がる分野です。✨


ペット共生:床・におい・脱走対策がポイント

ペット対応は、見た目より機能重視。

  • 滑りにくい床材(足腰負担軽減)

  • 消臭・換気計画(空気のストレス減)

  • 爪傷に強い素材

  • 玄関や窓の脱走対策

  • いたずら・誤飲を防ぐ収納

「家族としてのペット」が一般化した今、ペット共生提案は強い武器です。


趣味・推し活・コレクション:収納と照明が価値を作る✨

趣味部屋や収納の相談も増加中。

  • フィギュア棚・可動棚・ガラス扉

  • 楽器の湿度管理(調湿材・換気)

  • 釣り具・アウトドア用品の土間収納

  • 推し活グッズの“見せる収納”+間接照明

「好きなものが整う家」は、幸福度が高いです。


ユニバーサルデザイン:老後の不安を“今”潰す

介護が始まってからの改修は大変です。
だから今、増えているのが「将来を見据えた先回りリフォーム」。

  • 手すり下地を先に入れておく

  • 段差を減らす

  • 冬場の浴室・脱衣所対策

  • 玄関の上がり框を低く

  • 夜間の足元灯

“今は必要ないけど、後で助かる”提案は、信頼を作ります。


多様化の本質は「暮らしの物語が違う」こと✨

お客様のニーズが多様化したのは、わがままになったからではありません。
それぞれに、仕事、家族、健康、趣味、将来…暮らしの物語があるからです。

リフォーム業ができる最良の仕事は、
その物語に寄り添い、理想と現実をつなぐこと。

 

MONO+よもやま話~part11~

皆さんこんにちは!

MONO+の更新担当の中西です。

 

 

お客様の“情報武装”が進む時代

 

多様化するニーズの裏側には、もう一つ大きな変化があります。それは、お客様が情報を持ちすぎていること。SNS、口コミ、比較サイト、動画…。お客様は「素人だけど詳しい」状態で来ます。だから、営業や職人の一言が、信頼を積むことも、崩すこともあります。🧠⚡


お客様は「価格」より「失敗したくない」😣

見積もり比較で最終的に選ばれるのは、必ずしも最安ではありません。
多くのお客様が恐れているのは

  • 追加費用が増える

  • イメージと違う

  • 施工不良

  • 対応が遅い

  • 途中で揉める

つまり、欲しいのは“安心”。
この安心を作るのは、言い切りではなくプロセスの透明性です。🔍


見積もりは「内訳の説明」が命💰

お客様にとって見積書は、ただの数字ではなく「信頼度チェック表」です。

  • どこまで含まれている?

  • 諸経費は何?

  • 養生・廃材処分は?

  • 下地補修は?

  • 保証は?

ここを丁寧に説明できると、「高い/安い」から「妥当/安心」へ評価が変わります。📈


打ち合わせで差がつく質問――ニーズを掘り起こす🎯

多様化時代に効くのは、次のような質問です。

  • その不満は“いつ”感じますか?(朝/夜/家事中)

  • 10年後も同じ暮らし方ですか?(子ども/介護/在宅)

  • 掃除は得意ですか?(素材選定に直結)

  • 何を残したいですか?(思い出/家具/住まい方)

  • 一番ストレスなのは?(優先順位)

お客様が「こうしたい!」と強く言えない時ほど、質問で整理してあげると喜ばれます。😊


施工中の連絡頻度が“満足度”を決める📸

工事は、見えない時間が多いほど不安になります。だからこそ、

  • 今日やったこと

  • 明日やること

  • 予定変更があるか

  • 想定外が出たか(+対応案)

これを写真付きで共有するだけで、クレームが減り、信頼が増えます。📷✨
「連絡がある=管理されている」
この感覚が、お客様の安心につながります。


多様化は“提案力”と“説明力”の時代📣✨

お客様のニーズが多様化した今、勝負は「腕」だけではなく、「伝え方」です。

✅ 何を、なぜ、どうやってやるのか
✅ どこまで含まれているのか
✅ 不安を先回りして潰せるか

この積み重ねが、「またお願いしたい」「知人に紹介したい」に直結します。🤝✨

MONO+よもやま話~part10~

皆さんこんにちは!

MONO+の更新担当の中西です。

 

 

省エネ・断熱・防災の需要

 

リフォームの相談で今、確実に増えているテーマがあります。それは、断熱・省エネ・防災。見た目のリニューアルだけでなく、「暮らしの土台性能」を上げるニーズが伸びています。理由はシンプル。光熱費、暑さ寒さ、災害、健康不安…生活リスクが増えたからです。📈


「暑い・寒い」を我慢しない家へ🔥❄️

昔は「冬は寒いのが当たり前」「夏は暑いのが普通」と我慢が前提でした。しかし今は、健康リスクも認知され、特にシニア世帯ではヒートショック対策が重要視されます。🛁⚠️

断熱は、見た目以上に満足度を左右します。
例えば――

  • 同じエアコン設定でも効きが違う

  • 朝の床の冷たさが変わる

  • 結露・カビの発生が減る

  • 家の中の温度差が小さくなる

お客様は「壁の中の断熱材」にはテンションが上がりにくいですが、住んだ後に「やって良かった!」となる代表格です。✨


 光熱費と設備更新――“交換”から“最適化”へ💡

給湯器、エアコン、換気、照明、窓…。設備更新の相談は多いですが、ここで差がつくのは「ただ交換」ではなく、家全体で最適化する提案です。

  • 窓を変えずにエアコンを高性能化 → 効率が頭打ち

  • 断熱を上げてから設備更新 → 少ないエネルギーで快適

お客様の本音は「月々の支出を減らして快適にしたい」。
そのためには、優先順位の設計が欠かせません。📊


防災・減災ニーズ――“備える家”が選ばれる🌀🔒

地震や台風、大雨の影響が身近になり、家に求める安心が変わりました。

  • 家具転倒対策(造作収納・固定)

  • 窓の防犯・飛来物対策(シャッター/合わせガラス)

  • 浸水対策(コンセント位置・収納の高さ)

  • 非常時の動線(玄関の確保、照明計画)

  • 防犯(センサーライト・見通し)

「リフォーム=美しくする」から、「リフォーム=家族を守る」に価値が広がっています。🛡️


 “性能提案”を伝えるコツは「体感と言語化」🗣️

性能系は伝え方が難しい分野。だからこそ、提案時は体感と比較が鍵です。

  • サーモ画像や温度差の例

  • 光熱費シミュレーション(概算でも)

  • 結露が起きる理由の図解

  • 断熱・換気・湿気の関係を簡単に説明

お客様が理解できると、価格より“納得”が勝ちます。😊


多様化するほど「見えない価値」を届ける会社が強い🏠✨

断熱・省エネ・防災は、派手さより実益。
でも、暮らしの満足度を最も押し上げる領域です。

✅ 「暑い寒いを解決したい」
✅ 「光熱費が不安」
✅ 「家族の健康を守りたい」
この声に、施工+提案で応えることが、今のリフォーム業の差別化になります。🔥❄️🌀

MONO+よもやま話~part9~

皆さんこんにちは!

MONO+の更新担当の中西です。

 

 

「家=暮らしのOS」が変わった今

 

 

リフォーム業の現場で、ここ数年いちばん大きく変わったのは「工事内容」そのものよりも、お客様が家に求める役割です。以前は「古くなったから直す」「壊れたから交換する」といった“修繕中心”が多かったのに対し、今は生活の質(QOL)・働き方・家族の形・将来不安などが複雑に絡み合い、ニーズが一気に多様化しています。

つまり、家は「住む箱」ではなく、生活を支える暮らしのOS。このOSがアップデートされると、必要な機能(間取り・収納・断熱・動線・設備・防犯・デザイン)は変わります。リフォーム業に求められるのは、単なる施工品質だけではなく、お客様の言語化できない希望を引き出して整理し、最適解に落とし込む力です。


家族構成の変化で増える「二極化ニーズ」‍‍‍➡️

今のリフォーム相談で目立つのは、家族構成の二極化です。

  • 子育て世帯:安全性・収納・家事ラク・汚れに強い素材

  • 単身・共働き:時短動線・コンパクトで機能的・メンテ最小

  • シニア世帯:段差解消・手すり・ヒートショック対策・見守り

  • 三世代同居/近居:プライバシー分離・二世帯設備・防音

同じ「キッチン改修」でも、子育て世帯は“見守りと回遊”、共働きは“時短と清掃性”、シニアは“安全と暖かさ”が中心になります。ここを取り違えると、設備は新しいのに「なんか使いにくい…」が起きます。


価値観の多様化――「正解が一つじゃない」時代

昔は「人気の色」「定番の間取り」がありました。しかし今は、SNSや動画、施工事例サイトで情報が溢れ、お客様の“好き”も十人十色。

  • ホテルライク✨

  • 北欧ナチュラル

  • インダストリアル

  • 和モダン

  • ミニマル

  • ペット共生

ここで重要なのは、デザイン提案力だけではありません。**「好き」×「暮らしやすさ」×「予算」×「メンテ」**のバランスです。お客様が理想と現実の間で迷っている時、プロの整理が効きます。


相談の入口が変わった――“比較される前提”の接客

多様化を加速させたのは、間違いなく情報環境です。お客様は契約前に、複数社を比較し、価格も仕様も調べています。

だからこそ、商談で勝負になるのは
✅ 価格の安さだけではなく
✅ “納得できる理由”があるか
です。

  • なぜこの断熱材なのか?

  • なぜこの動線が良いのか?

  • なぜこの工期になるのか?

  • なぜこの金額なのか?

ここを丁寧に説明できる会社は、信頼を得ます。


「不安の解消」こそ最大の価値

多様化したお客様の共通点は、みんな不安を抱えていることです。

  • 予算オーバーしない?

  • 工事中の生活はどうなる?️

  • 仕上がりはイメージ通り?️

  • アフター対応は?

  • 追加工事が出たら?

ここに対して、リフォーム業ができることは明確です。
見える化事前共有です。

  • 仕様表・工程表・色サンプル・3Dパース

  • 追加費用が出る条件(下地劣化など)の説明

  • 工事中の過ごし方(養生・動線・騒音)

  • 保証内容・点検・連絡手順

「不安が減る=満足度が上がる」。これはどの現場でも普遍です。


多様化時代は“売る”より“整える”✨

リフォームの成功は、工事の前に半分決まります。
お客様の頭の中を整理し、優先順位を一緒に作り、暮らしの未来まで想像して提案できる会社が選ばれる時代です。

今日から強化したい視点

  • ニーズの背景(家族/働き方/健康/将来)を聞く

  • “好み”を画像で共有し、言語化する

  • 予算と性能のトレードオフを丁寧に説明する

「この会社なら任せられる」――その安心が、最大の商品です。

MONO+よもやま話~part8~

皆さんこんにちは!

MONO+の更新担当の中西です。

 

結論サマリー – 間取り変更は構造/法規/設備と“暮らし方”の両立ゲーム。耐力壁・梁・配管・ダクト・分電の通り道を尊重しながら、家事/育児/在宅ワークの回遊動線を設計します。🧭 – 収納は“量”より取り出しやすさ×定位置化。奥行=用途の原則(衣類=600mm/書類=350mm/食品=450mm)と手の可動域で決めると散らかりません。📏 – コストを抑えるコツは既存下地/開口/配管を活かすこと。一気に大改造より、段階実施の方が失敗が少なく長期コスパ◎。💰

 

1. 構造を見極める:触って良い壁/ダメな壁 🔩
• 耐力壁/構造壁:撤去NG。開口は設計者の検討が必須。補強梁や門型フレームで解決するケースも。
• 間仕切壁:撤去/移設可。とはいえ梁・柱・設備立ち上がりとの干渉を要確認。
• 天井裏/床下:梁せい/根太/配管配線の通りを点検口から確認。写真記録が後工程の命綱。📷

 

2. 回遊動線:家事1分×365日の削減設計 ⏱️
• 水まわり三角形:キッチン↔洗濯↔物干しの三辺長を最短化。廊下を無くし直結させると効果大。
• 玄関動線:シュークローク→手洗い→LDKへ。帰宅→手洗い→収納→着席を一直線に。🚪🖐️
• 在宅ワーク:玄関/LDKから最短で個室、トイレ/給湯は少ない曲がりでアクセス。

 

3. 収納設計:高さ×奥行×幅を“体の動き”で決める 📐
• WIC:ハンガーパイプ芯高1700mm+枕棚1800〜1900mm。2段掛けで衣類量が2倍。奥行600mmが基準。
• パントリー:可動棚奥行350〜450mm。最下段=重い/中段=頻度高/最上段=軽いの黄金比。通路は900mm目安。
• リネン庫:タオル奥行300mm、洗剤ボトル350mm。湿気対策にガラリ扉や壁内換気。
• 玄関収納:ブーツ/長物は縦長ゾーン、日用品は浅型引出で迷子ゼロ。傘は受け皿一体で滴り対策。☂️

 

4. 可動・造作・既製の使い分け 🧩
• 可動棚:ライフステージ変化に強い。棚柱ピッチ30mmで微調整。
• 造作家具:寸法最適/空間一体で高見え。ただし移設不可とコストに注意。配線/通風の逃げを確保。
• 既製収納:コスパ◎。見た目は建具色/取手/面材で内装と調和させる。

 

5. 設備の通り道:水と空気の“矢印”を描く 🌬️🚰
• 排水:勾配確保のため長距離横走り/段差越えは詰まりの元。水回りを近接配置するとコスト/故障が減る。
• 換気:各室の給気→排気の矢印を。ダクトの曲がり最小、外壁フード位置は雨仕舞いと騒音に配慮。
• 電気:在宅ワーク席は専用回路/有線LANも検討。間仕切変更時はスイッチ位置の迷子化に注意。

 

6. 法規・管理の視点(要確認) 📜
• マンション:管理規約/使用細則/工事申請/作業時間/養生経路。躯体穿孔NGや床遮音等級の制限あり。
• 採光・換気:居室の採光/換気条件は地域/用途で異なるため、設計者と確認。天井高や避難経路の確保も忘れずに。

 

7. 予算・工期の目安 💰⏱️
• 軽微な間仕切移動+内装:20〜80万円/3〜7日。
• 1室→2室/2室→1室:50〜150万円/5〜10日(造作/建具/電気含む)。
• 水回りレイアウト変更あり:120〜350万円/10〜20日。配管/換気/防水で手戻りを防ぐ計画が肝。

 

8. ケーススタディ 🧩
課題:LDKの一角に在宅ワークを作ったが、生活音で集中できない。
解決:可動間仕切+吸音材のスライドウォールを新設。机面後ろを浅型収納にして通話背景も整える。LAN/電源は床下ルート。
効果:会議中の反響/生活音を低減、家族動線を妨げず収納量もUP。👍

 

9. チェックリスト ✅
☐ 触って良い壁/ダメな壁を判定(写真記録)
☐ 水・空気・電気の“矢印”を書いた配置図
☐ 収納寸法(奥行/高さ/幅)を用途別に設定
☐ スイッチ/コンセント/LANの再配置
☐ 管理規約/採光換気/遮音の確認
☐ 工程表と近隣配慮の共有

 

まとめ:間取りと収納は“毎日の秒単位の積み重ね”を変える投資。構造を守る・動線を最短に・収納を手の届く所に——この3条件だけで生活満足度は劇的に上がります。📦✨

 

MONO+よもやま話~part7~

皆さんこんにちは!

MONO+の更新担当の中西です。

 

結論サマリー – 内装一新の成功は ①施工順序(天井→壁→床→建具)、②粉塵/臭気の養生、③素材選定(清掃性×耐久×質感) の三本柱で決まります。🧱🧹 – “映える仕上げ”だけでなく、下地の精度・見切り処理・建具調整が仕上がりの9割。現場監理でビスピッチ/パテ段差/巾木納まりまでチェック。🔎 – 色と光と音を同時に設計(配色/演色/吸音)。明るさ=ルーメンではなく演色性(Ra)と配光で整えるのがプロのやり方。💡🎧

 

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1. 目的の言語化:部屋の“役割”を先に決める ✍️
• くつろぎリビング:温かみ(2700〜3000Kの照明/テクスチャ豊かな素材)。
• 集中ワーク:反射少なめのマット壁/机面の低反射/500lx前後の作業照度+間接光。
• 子ども部屋:汚れに強い壁材/床の耐傷/将来の模様替えに強い可動収納。
• 寝室:遮光/吸音/足触りの良い床。スイッチは枕元と出入口の2カ所。🛏️

 

2. 床材の選び方:足触り×耐久×清掃性 🦶
主要選択肢と特性 – 無垢フローリング(オーク/ウォルナット等):経年美化・調湿◎。傷はリペアしやすいが水・紫外線に配慮。オイル/ワックスで保護。 – 挽板/突板フローリング:表面は木質の質感、基材で寸法安定。床暖対応品を選ぶと反りに強い。 – 塩ビタイル(LVT)/フロアタイル:耐汚染・耐水・メンテ性◎。店舗級の耐久を住居に。目地・見切りの美観に注意。🧽 – カーペットタイル:吸音・踏み心地◎。ピース交換が容易で在宅ワーク室向き。ダニ対策として掃除機計画必須。 – 磁器タイル:耐傷・耐水・耐熱◎。玄関/洗面/一部アクセントに。冬冷え対策で床暖/ラグ併用。
防音の目安 – 集合住宅は遮音等級(L値/R値)仕様を管理規約で確認。床材だけでなく二重床/遮音マットの組合せで調整。👂
ペット対応 – 爪傷/滑り/尿染み対策でノンスリップ系LVTや硬質UVコート木質。巾木は一体巾木で汚れ回り込みを防止。🐾

 

3. 壁・天井:光と陰影をデザインする 🎨
• ビニルクロス:コスパ/清掃性◎。汚れ防止/表面強化/消臭/抗菌等の機能品を用途別に。
• 塗装(AEP):マットで上質。補修が容易だが下地精度頼み。養生と粉塵管理が命。
• 漆喰・珪藻土:調湿と質感◎。汚れ/クラック対策にパテ/メッシュ下地と面分割を計画。
• アクセント壁:素材/色/照明の三位一体。間接照明でテクスチャを活かすと高見え。✨
天井設計 – ダウンライトは等間隔ではなく“面の均質+手元の局所”。グレア(眩しさ)対策にコーン/ルーバーや壁洗い光。 – 下がり天井で間接照明を仕込み、配線・ダクト・カーテンBOXを隠してホテルライクに。🛎️

 

4. 建具(ドア/引戸/収納扉):開閉の“質”が住み心地を決める 🚪
• 開き戸/引戸の選択:回転半径≠引き込みスペース。介助/家具配置まで想定して決める。
• ソフトクローズと戸当りで静粛性UP。モヘアで気密と遮音を補強。
• 有効開口:バリアフリー配慮で750〜800mm以上を目安。敷居段差はゼロへ。
• ハンドル:レバーハンドルは高齢者に優しい。引戸は大きめの引手で操作性UP。

 

5. 色と照明:演色と色温度で“素材の本気”を出す 💡
• 演色性Ra90前後の照明で木や食材の色が自然に。写真映えも良い。
• 色温度はLDK=2700〜3500K、作業/学習=4000K付近を基準に多回路切替で使い分け。
• スイッチ位置は人の動線の“先回り”。入室→手探りゼロ、就寝→枕元操作を徹底。🧠

 

6. 施工順序と現場マネジメント 🗂️
1) 養生(床/壁/搬入経路)→2) 天井下地・配線→3) 天井仕上→4) 壁下地/パテ→5) 壁仕上→6) 床仕上→7) 建具吊込/調整→8) 器具付け/クリーニング→9) 検査。
• 粉塵・臭気対策:負圧養生、集塵機併用、VOC少ない材料選定。近隣/同居家族への工事時間共有。
• 写真記録:下地/配線/補強位置をあとで分かる写真に。将来の棚・手すり増設がラク。📷

 

7. メンテナンス設計:“掃除の時間”を半分にする 🧽
• 巾木は一体/水切り形状、コーキングは汚染少ないタイプ。角はコーナーガードで欠け防止。
• 壁は腰高まで汚れ強化クロス/パネルでモップ掛けOKに。キッチン横は不燃/耐水パネル。

 

8. 予算・工期の目安 💰⏱️
• 1室(6〜8畳):床+壁天井+建具1枚=20〜60万円、2〜5日。
• LDK(16〜20畳):60〜180万円、5〜10日。間接照明/造作棚で+10〜40万円。
• 全室内装:120〜350万円。家具移動・仮住まいの検討を。

 

9. ケーススタディ 🧩
課題:LDKが暗く反響音でテレビ/会話が聞き取りにくい。
解決:壁一面に有孔吸音パネル+間接照明、天井は拡散板、床はLVT+ラグで吸音箇所を点/線で配置。色温度2700K/3500Kを2回路で切替。
効果:会話の明瞭度UP、TV音量-2目盛、写真映えも改善。📈

 

10. チェックリスト ✅
☐ 用途別に床/壁/天井の素材を選定
☐ 演色/色温度とスイッチ回路を計画
☐ 建具の有効開口/段差ゼロを確認
☐ 粉塵/VOC/臭気の対策と近隣連絡
☐ 巾木/見切り/コーキングの納まりOK
☐ 施工写真で下地/補強位置の記録

 

まとめ:内装は“見た目の華やかさ”より“触り心地・音・光”の総合設計。下地精度×見切り×照明で、同じ材料でも仕上がりは別物になります。日々のお手入れが楽になる設計こそ最高のコスパ。🛋️✨

 

MONO+よもやま話~part6~

皆さんこんにちは!

MONO+の更新担当の中西です。

 

結論サマリー – トイレの快適さは排水勾配×換気×器具性能×素材選定の掛け算。どれか1つ欠けると臭気・詰まり・掃除負担が増えます。🧪 – 便器は“節水=流れが弱い”の誤解に注意。配管径/勾配/曲がりとセットで設計すれば、節水でもスパッと流れる。🌊 – 将来の手すり/手洗器/収納/コンセント増設に備え、下地補強と電源/給排水分岐を仕込んでおくと一生ラク。🔧

 

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1. 臭気の正体を分解する 🔬
• Sトラップ/Pトラップの封水が切れると上流の臭気が逆流。長期不使用・強い換気・給気不足で発生しやすい。
• 床フランジの劣化やパッキン硬化で微細な漏れ→アンモニア臭。便器交換時はフランジと止水栓も同時更新が安全。
• 換気不足:換気扇は常時弱運転+使用後強運転が理想。24時間換気の経路(ドア下アンダーカット/ガラリ)を確保。🌬️

 

2. 排水計画:詰まりゼロの“勾配設計” 📐
• 配管径:戸建は100Φが標準。集合住宅は既設径に合わせる。極端な曲がり・長距離横走りは避ける。
• 勾配:1/50〜1/100が目安。急すぎると水だけ先行、緩すぎると堆積。曲がりは最小回数に。
• 器具選定:節水型でもサイホン/トルネードなど洗浄方式で搬送力を確保。カタログの洗浄性能試験を確認。🧻

 

3. 床・壁・巾木:掃除の“負担半減”を設計する 🧽
• 床材:フロアタイル/塩ビシート/磁器タイルが◎。木質は染み込みやすいので要計画。目地は少なく、巾木は一体成形で汚れの回り込みを防止。
• 立上り防水:便器根元の清掃水が壁へ跳ねる。腰高までの耐水パネル/撥水クロスや、巾木上部のシーリングで対策。
• 臭いの元:クロスのヤニ・尿飛沫を吸った下地。張替+下地ケレン/シーラーで匂いごとリセット。

 

4. アクセシビリティ:誰にでもやさしい設計 ♿
• 出入口:内開き→外開き or 引戸化で介助スペースを確保。車椅子利用も想定し有効幅をチェック。
• 手すり:立上り用縦+姿勢保持用横。将来の設置に備えて合板下地を全面に仕込むと自由度が高い。
• 器具高さ:座面高は40〜43cmが一般的。家族構成に応じて選定。ターン動作が楽になる。
• 照明:まぶしさを抑えた拡散光+人感センサー。夜間も安全。💡

 

5. 手洗器・収納・電気:小さな差が大きな満足に ✨
• 手洗器:小型手洗いは排水トラップが詰まりやすい。Sトラップで封水深を確保し、石鹸カスが溜まらない形状に。
• 収納:ペーパー・掃除道具は閉じた収納へ。開放棚は埃と臭気の原因に。埋込ニッチで出幅を抑える。
• 電気:温水洗浄便座・照明・換気・予備コンセント。アース付で感電対策。

 

6. 防音・プライバシー・香り 🎧
• 建具:軽いドアは遮音性が低い。戸当たりとモヘアで隙間音を抑える。トイレ換気の風切り音も要確認。
• 消臭:芳香剤に頼りすぎず、換気の時間制御と吸着塗料/調湿材で根本から。

 

7. 工期・費用の目安 ⏱️💰
• 便器交換のみ:10〜25万円/半日〜1日。
• 内装+器具交換:15〜40万円/1〜2日。
• 配管や手洗器新設:30〜70万円/2〜3日。集合住宅は既設配管制約と作業時間に注意。

 

8. ケーススタディ 🧩
課題:節水便器に替えたら詰まりが増え、臭いも気になる。
原因:横引き配管が長く、勾配が緩い+曲がり3回。封水切れは換気の強運転で給気不足。
解決:配管経路見直し(曲がり1回化/勾配見直し)、便器はトルネード洗浄採用。常時弱+使用後強の換気に変更、ドア下アンダーカット新設。床はフロアタイル+一体巾木で清掃性UP。

 

9. チェックリスト ✅
☐ 既存配管径/勾配/曲がり数の把握
☐ 封水が切れない換気設計(給気経路)
☐ 便器の洗浄方式と実効流量を確認
☐ フランジ・止水栓・給水フレキ更新
☐ 床材/巾木/腰壁の耐汚染・耐水仕様
☐ 下地補強(手すり・収納・紙巻器)
☐ コンセント/アース位置と数
☐ 防音・プライバシーの配慮

 

まとめ:トイレは“狭いが奥深い”空間。配管の理屈・換気の理屈・素材の理屈を押さえれば、節水でも静かで清潔、臭いにくい空間が実現します。次のメンテも楽になる先回り設計で、一生ストレスフリーに。🚽✨

 

MONO+よもやま話~part5~

皆さんこんにちは!

MONO+の更新担当の中西です。

 

結論サマリー – 冬のヒートショック、カビ掃除の負担、滑り・段差の不安…浴室と洗面は断熱・換気・防水・バリアフリーの4本柱で設計すると失敗しません。❄️♿ – 最初の判断は「サイズと方式(在来→ユニット化/ユニット→サイズアップ)」、次に窓の扱いと給湯更新、最後に乾燥・収納・清掃性の最適化。 – 工期は戸建で4〜7日、マンションで5〜9日が目安。解体後の“想定外”に対応できるように予備費10〜20%を確保。⏱️

 

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1. まず目的を明確化する ✍️
• 温かさ:入室時の寒さ・浴槽の冷めやすさ・床のヒヤッと感を改善したい?→断熱改修と保温浴槽、床暖も選択肢。
• 衛生/掃除の楽さ:目地のカビ・排水口のヌメリ・鏡ウロコ対策?→目地少ない素材・防カビ部材・乾燥計画。
• 安全/バリアフリー:段差・手すり・滑り・視認性?→段差ゼロ/ノンスリップ床/手すり/照度。
• レイアウト改善:洗面脱衣の収納不足・動線の混雑?→可動棚/造作収納/家事動線と湿気拡散を両立。

 

2. 現況診断:“見えない問題”を先に洗い出す
• 防水の劣化:床・壁のクラック、コーキングの痩せ、ドレン詰まり。バルコニー直下や隣室クロスの膨れは雨漏り/湿気サイン。
• 躯体と下地:木下地の腐朽、断熱材の欠落、土台の白蟻。解体時の写真記録を必須化し、是正前に合意。
• 配管/配線:給湯器の号数・配管材(亜鉛めっき鋼管/架橋PE/耐熱塩ビ)・止水栓の固着・アース・漏電遮断器。
• 換気経路:天井裏のダクト長・曲がり数・外部フードの逆風。静圧不足は乾かない最大要因。

 

3. サイズ・方式選定:ユニットバスの賢い選び方
• 代表サイズ:1216/1317/1616/1620/1624(cm)。現場の梁/柱/配管スペースにより対応可否が変わる。
• 在来→ユニット化:タイル目地のカビ・保温性・水密性を劇的改善。既存下地の撤去と土間打ち直しを伴うことが多い。
• ユニット→拡張:1616→1620などのサイズアップは躯体干渉が肝。洗面側を詰める案や片引戸化で有効寸法を稼ぐ。
• 開口・建具:開き戸→引戸で出入り安全性UP。下枠ノンステップは介助動線◎。

 

4. 断熱・保温:冬でも“入った瞬間あたたかい”を作る ❄️
• 外皮:天井・壁・床の連続断熱。既存に足すだけでは熱橋が残るため、切れ目を作らない設計。
• 窓:浴室窓は内窓か断熱ガラスで熱損失を削減。プライバシーと換気を両立するなら上げ下げ+面格子。
• 浴槽:保温浴槽+高断熱フタ。追い焚き回数が減りガス代節約。家族の入浴時間がバラバラでも温かい。
• 床:断熱床パネル+ヒヤッとしにくい表面材。冷たさ・結露水滴による滑りを軽減。

 

5. カビ・結露・臭気:換気は“量”ד経路”ד時間” 
• 換気扇選定:風量(m³/h)と静圧のバランス。長いダクトや曲がりが多い場合は高静圧型を選択。
• 24時間換気:入浴後だけ強運転→乾燥→弱運転の自動制御が理想。衣類乾燥機能付きは梅雨時の味方。
• 経路設計:吸込み口と給気口の配置で空気の流れを作る。ドア下のアンダーカットやガラリも忘れずに。
• 素材:鏡は親水コート、カウンターは一体成形、棚は水切れの良い形状で掃除時間を半分に。

 

6. 安全・バリアフリー:転倒ゼロ設計 ♿
• 段差ゼロ:洗面→浴室の段差を解消。床のレベルと防水立上りの整合がポイント。
• 手すり:縦手すり(出入り)、横手すり(立上り/浴槽内)。下地補強は工事前に位置確定。
• ノンスリップ床:滑り抵抗値(CSR)表記を確認。濡れた足でも踏ん張れるが清掃性も両立するタイプを。
• 照明/視認性:高齢者は眩しさに弱い。拡散光+足元補助灯で陰影を減らす。

 

7. 給湯・配管・電気:同時使用を想定した“余裕設計” ⚡
• 給湯器:世帯人数×同時湯張り/シャワー使用で24号 or 20号を選択。高効率タイプは省エネ◎。
• 配管更新:古い鋼管はこの機会に架橋PEへ。漏水リスクと赤水を低減。点検口の位置も再設計。
• 電気:浴室乾燥機・洗面暖房・照明・コンセントの専用回路とアース。漏電遮断器の容量確認は必須。

 

8. 洗面脱衣:収納・家事動線・清掃性をデザインする
• 収納:タオル/洗剤/ドライヤーの高さ別ゾーニング。湿気に強い可動棚+引出しで迷子ゼロ。
• 家事動線:洗濯機→干場→収納の距離を短く。室内干しバーやアイロン台の仮置きも計画。
• 清掃:水撥ねが多い壁はパネルや撥水塗装。巾木と床材の納まりで汚水の回り込みを防止。

 

9. 工期・費用の目安 ⏱️
• 戸建:在来→ユニット 100〜180万円、ユニット→同等サイズ 70〜130万円。工期4〜7日。
• マンション:100〜200万円。管理規約に沿って申請/養生/作業時間の制約あり。工期5〜9日。
• オプション:乾燥機+10〜20万円、窓の断熱改修+10〜25万円、洗面造作+10〜40万円。

 

10. ケーススタディ
課題:冬の寒さ・カビ・段差・洗面収納不足。
対策:1616ユニット化+断熱強化、保温浴槽、24時間換気・乾燥、引戸化・段差ゼロ、洗面は造作で縦型収納を追加。
効果:入浴開始〜終了の室温差が大幅減。清掃時間が週100分→40分に短縮。転倒リスクも低下。✨

 

11. チェックリスト ✅
☐ ユニットサイズ/方式は現況制約と合致
☐ 断熱ラインが連続している
☐ 窓:内窓 or 断熱化の有無
☐ 換気の風量/静圧/経路が妥当
☐ 手すり位置と下地補強
☐ 給湯号数/配管材の更新
☐ 洗面収納の寸法計画
☐ 仕上げ素材の清掃性
☐ 漏水検査・通水試験・写真記録

 

12. よくある失敗 ‍♀️→回避策 ✅
• 見た目優先で断熱軽視→冬に後悔。まず外皮・浴槽保温を優先。
• 換気扇の風量不足→ダクト長と静圧を先に計算。
• 段差が残る→設計初期にレベル・防水立上りをFIX。
• 手すり後付け不可→下地補強を忘れず、位置を決めてから内装。

 

まとめ:浴室・洗面は“温かい・乾く・滑らない・掃除が楽”を仕組み化すればQOLが跳ね上がります。家族の安全と時短のために、見えない部分にこそ投資を。✨

 

MONO+よもやま話~part4~

皆さんこんにちは!

MONO+の更新担当の中西です。

 

結論サマリー – 料理の“速さと楽さ”は動線(トライアングル)×収納計画×換気×電気容量で決まります。🍳 – レイアウトは「壁付」「対面」「Ⅱ型」「アイランド」。既存の配管/梁/ダクト/分電容量が“できるorできない”を左右。🛠️ – 調理家電の同時使用(IH+レンジ+食洗機)を想定したブレーカー・回路設計は必須。⚡

 

1. レイアウト別のメリデメ 🧭
• 壁付:省スペース・コスト◎・実用的。家族との対面性は△。
• 対面(ペニンシュラ):コミュニケーション◎・配膳◎。油跳ね/臭気は計画で対処。
• Ⅱ型:作業分担しやすい。通路幅90〜110cm確保。
• アイランド:回遊動線で調理が楽しい。換気/床補強/電源の工夫が必要。✨

 

2. ワークトライアングルと寸法感 📐
• シンク・加熱機器・冷蔵庫の三辺合計は360〜660cmが目安。長すぎも短すぎも非効率。
• カウンター高さ=身長×0.5±2cm、吊戸の下端=カウンター+50〜60cm、通路幅=90〜100cm以上。
• 立体の取り合い(吊戸・レンジフード・ペンダント照明)をBIM的にイメージ。頭ぶつけ/陰影を回避。💡

 

3. 収納の黄金比と清掃性 📦
• 取り出し頻度で上中下段をゾーニング。重い鍋は下段引出、使用頻度の高いスパイスは腰高に。ラベリングで迷子ゼロ。
• 清掃性:一体型カウンター/排水口内蔵/継目最小。床は耐汚染・耐水・耐傷。巾木・コーキングの納まりもチェック。🧽

 

4. 換気・臭気・油煙対策 🌬️
• 同時給排気の考え方。強い排気は別室の逆流を招くため、給気口の確保と連動運転を検討。
• ダクト径・最短経路・曲がり最小が基本。レンジフードは静圧・捕集効率・清掃性を比較。🌀
• オープン対面は間接換気や天井形態(下がり天井)で流れを制御。🧩

 

5. 電気容量と回路設計 ⚡
• IH/食洗機/オーブン/電子レンジ/瞬間湯沸器…同時使用の最大負荷を試算。専用回路の本数を増やし、分岐点の発熱を抑制。
• コンセント位置は縦×横×数量。家電のコード長も実測。カウンター手元は防水・感電対策を。

 

6. 水栓・シンク・天板・床材の選び方 🔧
• 水栓:タッチレス/浄水/ハンドシャワー。メンテのフィルタ到達性◎。
• シンク:静音/排水勾配/段差設計。まな板受けやマルチラックは“使う人”の動作と一致させる。
• 天板:人工大理石(造作自由/温かい)、ステンレス(衛生/耐熱/業務感)、セラミック(耐傷/高硬度)。
• 床:耐水フロア/塩ビシート/磁器タイル。冬の足冷えには温水/電気床暖の検討を。🦶

 

7. 既存制約の乗り越え方 🧱
• 配管移設は勾配・梁貫通・スラブ厚が制約。無理に距離を伸ばすと詰まりやすい。設計で折衷案を。
• 換気の新設は外壁開口・ダクトルート・防火の整合を。マンションは躯体穿孔不可が多い。規約を必ず確認。📜

 

8. 予算・工期・ケーススタディ 💰⏱️
• 目安:セミオーダー60〜150万円、ハイエンド200万円〜(解体/下地/設備/電気/内装を含む場合)。
• 工期:解体1〜2日→配管・電気2〜3日→組立1〜2日→内装1〜2日→クリーニング/検査1日。
• 事例:壁付から対面へ。課題=臭気・油跳ね・配線増設。解=下がり天井+同時給排気、低騒音レンジフード、床補強。✨

 

まとめ:レイアウトは「憧れ」だけで決めず、換気・電気・配管の理屈に合わせる。仕様は清掃性と耐久で長期コスパ◎に。👍

 

MONO+よもやま話~part3~

皆さんこんにちは!

MONO+の更新担当の中西です。

 

結論サマリー(先出し) – リフォームは「目的→現況診断→概算→相見積→設計仕様→契約→施工→検査→アフター」の順で進めると迷いません。 – 予算は“見える部分”だけでなく“見えない部分(下地/配管/電気)”に2〜3割の余白を確保するのが鉄則。 – 失敗の多くは「要望の言語化不足」「工程の誤解」「近隣配慮の欠如」「検査の省略」から生まれます。✍️

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1. 目的の言語化と優先順位づけ ✍️
• 例)「寒い→断熱/窓」「使いにくい→動線/収納」「暗い→照明/内装色」「老後→段差/手すり」。
• Must/Want/Niceの3段階で付箋整理。家族全員の“絶対条件”を1枚に可視化します。
• 将来10年のライフイベント(子の成長/介護/在宅勤務)を年表化して、短期の快適と長期の修繕を両立。

 

2. 現況診断とリスクの見える化
• 劣化度チェック:外壁のチョーキング、屋根の反り、床の沈み、サッシ結露、配管の青錆、分電盤の余容量。
• 隠蔽部の点検:床下・天井裏・バルコニー防水。白蟻・雨漏りの兆候があれば最優先で是正。
• マンションは管理規約・使用細則・工事申請の確認を最初に。騒音時間・搬入経路・養生範囲を把握。

 

3. 概算の立て方と予算余白
• 予算配分の目安:仕上げ40%、設備25%、下地/配管/電気20%、諸経費・予備15%。
• “想定外”に備える:床を剥ぐと下地腐朽、壁を開けると配管不良…などは一定確率で発生。2〜3割の予備費を確保。
• 範囲の切り方:エリア別(キッチン/浴室)かテーマ別(断熱/耐震)で区切り、段階実施も選択肢に。

 

4. 会社選び・相見積の作法
• 3社程度に同一条件で見積依頼。現地調査時は「採寸・写真・劣化指摘・工期の根拠」を質問して提案力を比較。
• 見積チェック:型番/数量/単価/施工範囲/養生/廃材処分/近隣挨拶/保証。曖昧語(例:一式)は要内訳確認。
• 値引き交渉は“仕様の代替案”で。安さだけの圧縮は品質低下のリスク。⚖️

 

5. 設計・仕様決め:後戻りを防ぐ鍵 ️
• キッチン:レイアウト(壁付/対面/Ⅱ型/アイランド)、ワークトライアングル、換気経路、電気容量。
• 浴室:サイズ・断熱・バリアフリー、浴室乾燥機、手すり、窓の扱い。
• 仕上げ:床(耐久/清掃性/温感)、壁(調湿/耐傷)、天井(照明計画)、建具(戸当り/soft close)。
• 住宅性能:断熱等級・気密・遮音。窓は熱橋対策と結露計画まで。

 

6. 契約・工程・近隣配慮
• 工程表に「搬入/解体/下地/配管/電気/断熱/仕上/クリーニング/検査」を明記。住みながら工事の場合は動線・仮設計画(仮キッチン/養生/粉塵対策/工事時間)を共有。⏱️
• 近隣挨拶は着工1週間前〜前日までに。工期・騒音・搬入時間・連絡先を記載した挨拶状を配布。

 

7. 施工中の品質確保・現場監理 ️
• 立会いポイント:解体後の下地・躯体状況、配管・配線ルート、断熱材の充填状態、下地ビスピッチ、開口補強、止水・防水。
• 変更・追加は「書面/メール」で合意。口頭のまま進めない。
• 週1回の定例ミーティングで、写真+工程+未決事項を共有。

 

8. 引渡し検査・アフター
• 検査チェック:可動/建付/通水/漏水/排水/通電/換気/仕上の傷/清掃。是正項目は期限付きで。
• 取説・保証書・型番リストを保管。施主側のメンテ周期(コーキング・塗装・フィルタ清掃)をカレンダー化。

 

9. よくある失敗と回避 ‍♀️➡️✅
• 要望の優先度が曖昧→Must/Want/Niceで合意してから設計。
• 相見積が“別仕様”で比較不能→共通仕様書を作る。
• 工期の誤解→工程表で騒音/断水/立入禁止日を明示。
• 範囲外の期待→見積の除外項目を必ず確認。
• 仕上げに偏り過ぎ→見えない部分に投資。
まとめ:目的の言語化と現況診断が8割。工程と検査を仕組みにして、後悔ゼロのリフォームを。