月別アーカイブ: 2025年12月

MONO+よもやま話~part12~

皆さんこんにちは!

MONO+の更新担当の中西です。

 

ペット共生・趣味部屋・在宅ワーク

 

今は「家を直す」だけでなく、人生を快適にするために家を変える時代。リフォームは、暮らしの悩みを解決するサービスとして、もっと伸びます。


在宅ワーク対応:防音・背景・集中の三点セット‍️

テレワークの定着で増えたのが、ワークスペースの相談。

  • 仕事部屋がない → 仕切り・造作デスク・可動間仕切り

  • 音が気になる → 防音ドア/吸音材/床の遮音

  • 背景が整わない → 壁面収納/間接照明/配線整理

“ちょっとした整え”で満足度が跳ね上がる分野です。✨


ペット共生:床・におい・脱走対策がポイント

ペット対応は、見た目より機能重視。

  • 滑りにくい床材(足腰負担軽減)

  • 消臭・換気計画(空気のストレス減)

  • 爪傷に強い素材

  • 玄関や窓の脱走対策

  • いたずら・誤飲を防ぐ収納

「家族としてのペット」が一般化した今、ペット共生提案は強い武器です。


趣味・推し活・コレクション:収納と照明が価値を作る✨

趣味部屋や収納の相談も増加中。

  • フィギュア棚・可動棚・ガラス扉

  • 楽器の湿度管理(調湿材・換気)

  • 釣り具・アウトドア用品の土間収納

  • 推し活グッズの“見せる収納”+間接照明

「好きなものが整う家」は、幸福度が高いです。


ユニバーサルデザイン:老後の不安を“今”潰す

介護が始まってからの改修は大変です。
だから今、増えているのが「将来を見据えた先回りリフォーム」。

  • 手すり下地を先に入れておく

  • 段差を減らす

  • 冬場の浴室・脱衣所対策

  • 玄関の上がり框を低く

  • 夜間の足元灯

“今は必要ないけど、後で助かる”提案は、信頼を作ります。


多様化の本質は「暮らしの物語が違う」こと✨

お客様のニーズが多様化したのは、わがままになったからではありません。
それぞれに、仕事、家族、健康、趣味、将来…暮らしの物語があるからです。

リフォーム業ができる最良の仕事は、
その物語に寄り添い、理想と現実をつなぐこと。

 

MONO+よもやま話~part11~

皆さんこんにちは!

MONO+の更新担当の中西です。

 

 

お客様の“情報武装”が進む時代

 

多様化するニーズの裏側には、もう一つ大きな変化があります。それは、お客様が情報を持ちすぎていること。SNS、口コミ、比較サイト、動画…。お客様は「素人だけど詳しい」状態で来ます。だから、営業や職人の一言が、信頼を積むことも、崩すこともあります。🧠⚡


お客様は「価格」より「失敗したくない」😣

見積もり比較で最終的に選ばれるのは、必ずしも最安ではありません。
多くのお客様が恐れているのは

  • 追加費用が増える

  • イメージと違う

  • 施工不良

  • 対応が遅い

  • 途中で揉める

つまり、欲しいのは“安心”。
この安心を作るのは、言い切りではなくプロセスの透明性です。🔍


見積もりは「内訳の説明」が命💰

お客様にとって見積書は、ただの数字ではなく「信頼度チェック表」です。

  • どこまで含まれている?

  • 諸経費は何?

  • 養生・廃材処分は?

  • 下地補修は?

  • 保証は?

ここを丁寧に説明できると、「高い/安い」から「妥当/安心」へ評価が変わります。📈


打ち合わせで差がつく質問――ニーズを掘り起こす🎯

多様化時代に効くのは、次のような質問です。

  • その不満は“いつ”感じますか?(朝/夜/家事中)

  • 10年後も同じ暮らし方ですか?(子ども/介護/在宅)

  • 掃除は得意ですか?(素材選定に直結)

  • 何を残したいですか?(思い出/家具/住まい方)

  • 一番ストレスなのは?(優先順位)

お客様が「こうしたい!」と強く言えない時ほど、質問で整理してあげると喜ばれます。😊


施工中の連絡頻度が“満足度”を決める📸

工事は、見えない時間が多いほど不安になります。だからこそ、

  • 今日やったこと

  • 明日やること

  • 予定変更があるか

  • 想定外が出たか(+対応案)

これを写真付きで共有するだけで、クレームが減り、信頼が増えます。📷✨
「連絡がある=管理されている」
この感覚が、お客様の安心につながります。


多様化は“提案力”と“説明力”の時代📣✨

お客様のニーズが多様化した今、勝負は「腕」だけではなく、「伝え方」です。

✅ 何を、なぜ、どうやってやるのか
✅ どこまで含まれているのか
✅ 不安を先回りして潰せるか

この積み重ねが、「またお願いしたい」「知人に紹介したい」に直結します。🤝✨

MONO+よもやま話~part10~

皆さんこんにちは!

MONO+の更新担当の中西です。

 

 

省エネ・断熱・防災の需要

 

リフォームの相談で今、確実に増えているテーマがあります。それは、断熱・省エネ・防災。見た目のリニューアルだけでなく、「暮らしの土台性能」を上げるニーズが伸びています。理由はシンプル。光熱費、暑さ寒さ、災害、健康不安…生活リスクが増えたからです。📈


「暑い・寒い」を我慢しない家へ🔥❄️

昔は「冬は寒いのが当たり前」「夏は暑いのが普通」と我慢が前提でした。しかし今は、健康リスクも認知され、特にシニア世帯ではヒートショック対策が重要視されます。🛁⚠️

断熱は、見た目以上に満足度を左右します。
例えば――

  • 同じエアコン設定でも効きが違う

  • 朝の床の冷たさが変わる

  • 結露・カビの発生が減る

  • 家の中の温度差が小さくなる

お客様は「壁の中の断熱材」にはテンションが上がりにくいですが、住んだ後に「やって良かった!」となる代表格です。✨


 光熱費と設備更新――“交換”から“最適化”へ💡

給湯器、エアコン、換気、照明、窓…。設備更新の相談は多いですが、ここで差がつくのは「ただ交換」ではなく、家全体で最適化する提案です。

  • 窓を変えずにエアコンを高性能化 → 効率が頭打ち

  • 断熱を上げてから設備更新 → 少ないエネルギーで快適

お客様の本音は「月々の支出を減らして快適にしたい」。
そのためには、優先順位の設計が欠かせません。📊


防災・減災ニーズ――“備える家”が選ばれる🌀🔒

地震や台風、大雨の影響が身近になり、家に求める安心が変わりました。

  • 家具転倒対策(造作収納・固定)

  • 窓の防犯・飛来物対策(シャッター/合わせガラス)

  • 浸水対策(コンセント位置・収納の高さ)

  • 非常時の動線(玄関の確保、照明計画)

  • 防犯(センサーライト・見通し)

「リフォーム=美しくする」から、「リフォーム=家族を守る」に価値が広がっています。🛡️


 “性能提案”を伝えるコツは「体感と言語化」🗣️

性能系は伝え方が難しい分野。だからこそ、提案時は体感と比較が鍵です。

  • サーモ画像や温度差の例

  • 光熱費シミュレーション(概算でも)

  • 結露が起きる理由の図解

  • 断熱・換気・湿気の関係を簡単に説明

お客様が理解できると、価格より“納得”が勝ちます。😊


多様化するほど「見えない価値」を届ける会社が強い🏠✨

断熱・省エネ・防災は、派手さより実益。
でも、暮らしの満足度を最も押し上げる領域です。

✅ 「暑い寒いを解決したい」
✅ 「光熱費が不安」
✅ 「家族の健康を守りたい」
この声に、施工+提案で応えることが、今のリフォーム業の差別化になります。🔥❄️🌀

MONO+よもやま話~part9~

皆さんこんにちは!

MONO+の更新担当の中西です。

 

 

「家=暮らしのOS」が変わった今

 

 

リフォーム業の現場で、ここ数年いちばん大きく変わったのは「工事内容」そのものよりも、お客様が家に求める役割です。以前は「古くなったから直す」「壊れたから交換する」といった“修繕中心”が多かったのに対し、今は生活の質(QOL)・働き方・家族の形・将来不安などが複雑に絡み合い、ニーズが一気に多様化しています。

つまり、家は「住む箱」ではなく、生活を支える暮らしのOS。このOSがアップデートされると、必要な機能(間取り・収納・断熱・動線・設備・防犯・デザイン)は変わります。リフォーム業に求められるのは、単なる施工品質だけではなく、お客様の言語化できない希望を引き出して整理し、最適解に落とし込む力です。


家族構成の変化で増える「二極化ニーズ」‍‍‍➡️

今のリフォーム相談で目立つのは、家族構成の二極化です。

  • 子育て世帯:安全性・収納・家事ラク・汚れに強い素材

  • 単身・共働き:時短動線・コンパクトで機能的・メンテ最小

  • シニア世帯:段差解消・手すり・ヒートショック対策・見守り

  • 三世代同居/近居:プライバシー分離・二世帯設備・防音

同じ「キッチン改修」でも、子育て世帯は“見守りと回遊”、共働きは“時短と清掃性”、シニアは“安全と暖かさ”が中心になります。ここを取り違えると、設備は新しいのに「なんか使いにくい…」が起きます。


価値観の多様化――「正解が一つじゃない」時代

昔は「人気の色」「定番の間取り」がありました。しかし今は、SNSや動画、施工事例サイトで情報が溢れ、お客様の“好き”も十人十色。

  • ホテルライク✨

  • 北欧ナチュラル

  • インダストリアル

  • 和モダン

  • ミニマル

  • ペット共生

ここで重要なのは、デザイン提案力だけではありません。**「好き」×「暮らしやすさ」×「予算」×「メンテ」**のバランスです。お客様が理想と現実の間で迷っている時、プロの整理が効きます。


相談の入口が変わった――“比較される前提”の接客

多様化を加速させたのは、間違いなく情報環境です。お客様は契約前に、複数社を比較し、価格も仕様も調べています。

だからこそ、商談で勝負になるのは
✅ 価格の安さだけではなく
✅ “納得できる理由”があるか
です。

  • なぜこの断熱材なのか?

  • なぜこの動線が良いのか?

  • なぜこの工期になるのか?

  • なぜこの金額なのか?

ここを丁寧に説明できる会社は、信頼を得ます。


「不安の解消」こそ最大の価値

多様化したお客様の共通点は、みんな不安を抱えていることです。

  • 予算オーバーしない?

  • 工事中の生活はどうなる?️

  • 仕上がりはイメージ通り?️

  • アフター対応は?

  • 追加工事が出たら?

ここに対して、リフォーム業ができることは明確です。
見える化事前共有です。

  • 仕様表・工程表・色サンプル・3Dパース

  • 追加費用が出る条件(下地劣化など)の説明

  • 工事中の過ごし方(養生・動線・騒音)

  • 保証内容・点検・連絡手順

「不安が減る=満足度が上がる」。これはどの現場でも普遍です。


多様化時代は“売る”より“整える”✨

リフォームの成功は、工事の前に半分決まります。
お客様の頭の中を整理し、優先順位を一緒に作り、暮らしの未来まで想像して提案できる会社が選ばれる時代です。

今日から強化したい視点

  • ニーズの背景(家族/働き方/健康/将来)を聞く

  • “好み”を画像で共有し、言語化する

  • 予算と性能のトレードオフを丁寧に説明する

「この会社なら任せられる」――その安心が、最大の商品です。